なぜ、防犯対策には「防犯ガラス」を薦めるのか

今、泥棒はどこから侵入するのでしょう?

少し前までピッキングと言う言葉が流行語のように言われていました
ドアのカギを特殊工具を使って開けて侵入する手口です。
しかし、鍵メーカーの迅速な対応と鍵が比較的安価で交換できる為にピッキング対策はあっという間に浸透していきました。

今ではピッキングによる侵入はほとんど聞かれません。

では、今 泥棒は何処から侵入してくるのでしょうか?

左の表のように 今、そのほとんどがガラス破りによる侵入です。

その対策には「防犯ガラス」がもっとも効果があります。
しかし、鍵と違いかなり金額的にかかる為その採用に至るには皆さんが二の足を踏んでしまいます。

そのため、ガラス破りによる侵入が後を絶ちません。
     
 ピッキングするには
 技術の習得が必要ですが
 ガラスを割るのは
 幼稚園の子供さんでもできます。
 世間に普及している厚さ3ミリや
 4ミリのガラスの鍵の部分だけ
 割るのなんて、泥棒にとっては
 朝飯前の仕事ですよね。
  左の写真は一般的に使われている
透明ガラス網入ガラスです

網入ガラスも防犯対策には
全くなりません。
泥棒にとっては大きな音が出ず
かえって破りやすいガラスだと
言われています。 
     
これは強化ガラスが割れた時の写真です。

大きな音が出ず、金属など硬い尖った物で
つつくと以外に簡単に割れ小さな粒上に割れます。
お風呂など割れたとき怪我を防ぐ場所には適していますが、
当然防犯にはなりません。
泥棒は怪我もせず侵入できてしまいます。
         
       
一般住宅の8割近くがガラス破りによる侵入です
   泥棒はサッシの鍵の部分を割って
室内側にある鍵を開けて侵入してきます
普通の板ガラスでは簡単に割ることができてしまいます
網入ガラスや強化ガラスも同じです
この対策には  
@サブロックや防犯錠などを付ける

  A防犯フィルムを貼る   

    
  B防犯ガラスに取り替える

   
などの対策が考えられます
この対策にはそれぞれ利点と欠点があります 利点 欠点
@サブロックや防犯錠を付ける 価格が安く簡単に取付けられる
AやBと併用しなければ簡単に侵入されてしまう
A防犯フィルムを貼る 鍵の部分だけ貼る場合安い価格で取付けられる
その場合簡単に取付けられる
ガラスを割られても鍵を開けるまでに時間がかかる
フィルムが貼ってある部分は紫外線を99%カットする
ガラス全体に貼るとかなり金額がかかる
その場合業者に頼まないと貼れない
傷が付きやすい(付きにくいものもあります)
貼り方が悪いとはがれてしまう
くもりガラス(型ガラス)には接着力が弱い
厚さ5ミリ以上のガラスに貼らないと効果がない
B防犯ガラスに取り替える ガラスとガラスを特殊フィルムや強化プラスチックで
接着してあるので割られても鍵を開けるまでに時間が
かかる
フィルムのように傷が付きにくい
紫外線を99%カットできる
価格が高い
ガラスが2枚分になる為重くなる

その利点と欠点を考えても
    お薦めするのは防犯ガラスなのです
防犯ガラスはガラスとガラスを特殊フィルムや強化プラスチックで接着したガラスです。
そのため泥棒が侵入する為にガラスを割ってもひびが入るだけで穴が開かないので
中の鍵を開けることができません
     
      ほとんどの泥棒が5分から10分侵入に
時間がかかるとあきらめてしまいます。

だからこそ防犯ガラスが良いのです。

一度侵入を許したお宅には
必ず2度、3度と泥棒がやってきています。